山田池公園の古典菊展
11月30日 山田池公園・花菖蒲園の一角で11月1日~11月30日まで古典菊展が開催されていました。 訪れたのは最終日でしたが一度見て見たかった嵯峨菊を始め江戸菊、伊勢菊、丁字菊など約80種が展示されていました。 写真は懸崖作りの菊。
嵯峨菊。 古典菊の中でも最も古い歴史のある菊で、平安時代に嵯峨天皇が大沢の池の菊が島に自生していた野菊を嵯峨御所(今の大覚寺)に植えられたのが始まりです。
咲き始めは花びら縮んでいますが・・・
咲き進むにつれて、花がよれて立ち上がり・・・
全部立ち上がり満開となります。 京都の大覚寺では「七五三作り」が有名です。
江戸菊。 江戸時代に江戸(東京)で発達した古典菊です。 別名「狂菊」とも言われ花が咲き始めてから様々に変化し・・・
一見花が咲き終わったように見えても、花びらが中心に戻ってくる珍しい古典菊です。 中菊、正菊と呼ばれお花は少し大きいです。 本当に変わった咲き方です。
伊勢菊。 伊勢地方(三重県の松阪市や津市)を中心として発達した古典菊です。
色彩の鮮明さと、変化に富む花容が特徴です。
花びらが伸び、よれて絡み合いながら垂れ下って満開となります。 (嵯峨菊の変種) 天地人つくりがあります。
丁字菊。 関西地方で育成された古典菊の一つです。
外側の花弁は平弁やサジ弁で、内側の筒状花が異常に発達して・・・
盛り上がり特異な美しさです。
ハート型。
11月30日でもう終わっています。 貼り紙を参考に色々な古典菊を詳しく見せて頂けました。 ありがとうございました。
※ 山田池公園
枚方市山田池公園1-1 TEL:072-851-4761
by sazaneri873 | 2015-12-09 00:02 | 大阪 | Comments(8)