氷室神社の献氷祭
5月1日 氷室神社で献氷祭が5月1日に行われました。 写真は神前に奉納された「鯉の滝のぼり」や「鯛の氷柱」です。
氷室神社は氷室と言う古代の冷蔵庫を祀った神社で、平城京に遷都した和銅3年(710)からは、春日山原生林の中を流れる吉城川で氷を作り春日や水谷の氷室に貯蔵し、春から夏の間、都が京都に遷都するまでの間、献上されたのが献氷祭の起源となっています。今年で約1300年になります。
献氷の儀式は、平安期以降途絶えていたそうですが、昭和になってから再開され、全国の製氷販売業者・冷凍業者等が参列して毎年5月1日に行われます。
鯉と鯛の氷柱はそれぞれ135Kgあるそうです。 滑り落ちないように調整しておられます。
鯉も鯛も透き通った氷の中でまるで水槽で泳いでいるように見えます。
舞殿越しに見る本殿の氷柱。
神職の方や氷業界・関係者が揃ってそろそろ始まりました。
お供え物が次々に手渡され奉納されていきます。
神様を守る為の大きな御幣も・・・
参列者によって祀られていきます。
その間に・・・朝鮮から日本に伝わった雅楽の一種の右方舞・高麗楽が
古式に則って緑青色の面をつけ緑色系統の装束に身をまとい奉納舞があります。
お供え物が続きます。
全て祀られました。 この後、神職によって神事は終了しました。 (写真はネットから拝借しました)
氷みくじがあり貼り付けて濡らすと字が浮きあがってきます。
かき氷がありました。
ゴールデンウイークのこの日は27度まで気温上昇、かき氷は美味しかったでしょうね。 歴史のある献氷祭をありがとうございました。
※ 氷室神社
奈良県奈良市春日野町1-4 TEL:0742-23-7297
by sazaneri873 | 2016-05-13 00:01 | 奈良 | Comments(8)